リハビリテーション部は3つの部署があります
リハビリテーション部
当院リハビリテーション部では現在、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・指圧師が専門医の指示の下で入院や外来、訪問、通所リハビリテーションの診療に携わっています。
回復期リハビリテーション病棟では急性期医療を終え、退院後の生活に必要な機能・能力の獲得するための重要な時期となっており、365日体制でリハビリテーションを提供しています。また一般・地域包括ケア病棟でも一時的に治療が必要になった患者さんに対して機能・能力の維持・向上のためリハビリテーションを提供しています。入院中のリハビリテーションだけでなく外来や訪問、通所リハビリテーションなど在宅で生活を行いながらリハビリテーションを受けることも可能です。
日々の診療業務だけでなく知識・技術の向上のため教育にも力を入れ、患者・家族の支えになれるよう務めています。
リハビリテーション設備
リハビリテーション機能訓練室
脳卒中や整形外科疾患などを中心にリハビリ専門スタッフがチームを組み、患者様それぞれに最適なプログラムを立案します。
患者様やそのご家族が地域で生きがいをもって生活が送れるよう支援しています。
歩行補助平行棒
良い姿勢の学習や歩行訓練を行う際に用います。 手すりの高さ調整を行い、体格に合わせることができ安全な訓練が可能になります。
歩行や姿勢訓練のほか、立ち上がり訓練や片脚立ちによるバランスの改善にも効果があります。
ティルトテーブル
一人で立位がとれない方も立つことができます。安全に重力位をとることで覚醒の向上や下肢筋力をつける効果があります。
自転車エルゴメーター
体重が直接膝に負担にならないことから、足腰の弱い方や手術後の方のリハビリに有効です。
有酸素運動として、効率よく体力向上や体重コントロールにも効果があります。
2023年度・回復期リハビリテーション病棟データ
< FIMとは:日常の生活動作の自立度を示す指標 >
FIMとは機能的自立度評価法(Functional Independence Measure)の略で、日常の生活動作の自立度を示す指標です。 食事動作や移動など全18項目を介助量に応じて7段階で点数化し、その合計点で、その方にどの程度介護の手間がかかるかをみています。 最低が18点、最高が126点で点数が高いほど自立した日常生活が送れていることを示しています。 ※FIM利得=退棟時FIM-入棟時FIM (FIM利得が高いほど個別リハビリやリハビリ看護の効果が高いことを示している)
< 個別リハビリは1単位20分マンツーマン >
回復期リハビリ病棟で提供される個別リハビリは、1単位20分マンツーマンで実施されます。 当院では1日9単位(3時間)の提供を基本としていますが、体調や本人の希望により少なめの個別リハビリとなることもあります。
< 実績指数とは: リハビリテーションの効果を図る指標の一つです >
回復期リハビリテーション病棟から退院された機能的自立尺度(FIM)が入棟時と比べ、どのくらい回復したかを点数化し、その回復に要した期間(入棟期間)を下記の計算式に当てはめて算出します。